ビリヤードプール組み立て  

「アマディウス」という映画の中で、主人公モーツァルトが作曲をするとき、ビリヤードテーブルの上で記譜をする場面が出てきます。それを見たとき、我が家にもビリヤードテーブルがほしくなってしまったのです。
初めは、持ち運べる小型サイズを買ったのですが、やはりおもちゃ。すぐにあきてしまい、中型、大型と買い進めるうちに、それを設置する部屋が必要になってしまいました。
今回、我が家に設置したテーブルは、8フィートテーブルといって、一般に日本で使われているサイズよりも30cm程小さいものです。
ですが、大理石板を使用した本格的なもの。たぶん数十年は移動することがないと思い、気合を入れて設置してみました。
テーブルの大きさが260cm×140cm程ありますが、ゲームをするときに使う棒(キュー)の長さを考えて、設置場所は、テーブルの全周囲に約150cmの空間が必要となります。
 
部品を運び込みます。これは、脚の部材。
たしか樫の木だったはず。
 
周囲のクッションの部材。

 
大理石の天板です。3枚に分かれていて、1枚の重さは約90kgもあります。
 
こちらが、台の本体。
今回は、組み立てた状態で搬入。
 
台本体は、ネジとボルトで固定されています。
 
2本の梁の様子。

 
脚になる部材の裏側。
 
木工用ボンドを塗りまして、
 
ラシャ(テーブルに貼る布)の
切れ端を貼ります。
 
24時間、ボンドを乾燥させます。

 
脚の形に切り取っていきます。

 
これで完成。
床に傷をつけないための一工夫です。
 
台を脚に乗せて、具合を見ます。

 
ボンドが乾燥する間、
壁掛け用のキューラックを設置します。
 
長いキューと短いキュー用に
高さを変えて取り付けてみました。
 
ボルトで脚を台に固定します。


 
脚を4本取り付けた状態。この状態で、
部屋への設置位置を確定します。

 
台の位置が決まったら、いよいよ
大理石の天板を乗せていきます。
1枚90kgはかなり重いです。
 
緑のものは、解体のときに残した
以前使用したラシャ。
 
3枚乗せた様子です。

 
以前使っていたラシャを綺麗に取り除きます。

 
大理石を水平にするため、台を少しカンナで削ります。普通は、新聞紙などで高さを調整するのですが、今回は思い切って削りました。
 
水平が取れたら、次は、大理石同士の隙間や、傷などにパテを埋めます。

 
今回使用したパテは、木工用。後で削るのが楽です。

 
サンドペーパーと木片を使って平らにしていきます。実際の玉を使って、平らかどうか、調整していきます。
 
水平、平らの調整に約2日。それがOKなら、いよいよラシャをかぶせます。

 
糸くず等ちょっとしたものが玉の転がり方に影響するので、ゴミが入らないように最新の注意をしながらラシャをかぶせます。
 
ラシャは、糊で貼っているのではなく、太鼓の皮のように周囲を引っ張って取り付けます。
 
ホッチキスのような針で、仮止めしていきます。
 
バランスよくなんども張り具合を調整していきます。
 
引っ張りすぎても、しわが出来てしまう
ので要注意。
 
角の部分は、穴の形に沿って
張っていきます。
 
クッションをボルトで取り付けていきます。

 
それぞれのクッションの方向も微妙に調整します。

最後に、皮で出来たポケット部分もネジで固定し、完成。

組み立て開始から完成まで、4〜5日。

ちょうど正月休みではかどりました。

完成ですっ。あとは、練習あるのみっ!!

ペガもしゅう太も、まだ超初心者なので・・・。

腕が上達したら、また報告しますー。